4月26日(金)にSSTを行いました。
SSTとは「Social Skill Training」の頭文字をとったもので、対人関係などで状況に応じた適切な振る舞いや、社会生活を営んでいくために必要なスキルを身につけるためのトレーニングです。
今年、島中で取り組む新しい学習です。
第1回となるこの日は、「伝え方」について学びました。
前半は、「先生からの頼まれごとがあって職員室に向かう途中、先輩に呼び止めらたときの対応についての寸劇」を見ました。
対応のケースは次の3つです。
① 立ち止まらず、「あとで話を聞きます。」と言いながら職員室に向かう。
② 立ち止まり話を聞く。自分には用事があることを言い出せず、先輩の話を聞き続ける。
③ 立ち止まり、用事で急いでいるため、それが終わってから話を聞くことを伝え、職員室に向かう。
先生方の迫真の演技?の中、様々な反応が返ってきます。
特に③の寸劇では、「おぉー」という声があがったり、頷く反応が見られたりしました。
3つの寸劇を見終わった後は、それぞれの対応の仕方を見て感じたことを、それぞれワークシートに記入して交流しました。
一度は経験したことがありそうなシチュエーションに、過去の自分の経験と照らし合わせながら考えることができたのではないでしょうか。
後半は、ある風景についての説明を聞き絵に表しました。
説明は次の2通りあり、それぞれ絵に表します。
① 雑談を織り交ぜながら、大雑把に伝える
② 風景にある物の位置関係などを丁寧に伝える
前半と同様に、書いた後は交流をしました。みんなの絵に、色んな場所から感嘆?の声が上がります。
その後、ある風景の模範解答となる絵が公開されました。
やはり、①の説明を聞いて書いた絵より、②の説明を聞いて書いた絵のほうが、本来の風景に近い絵となったようです。
説明の解釈はなかなか一致しません
今回のSSTを通して、「相手に誤解や勘違いされないように、自分の考えや気持ちを正確に伝える」ことの大切さや難しさを学ぶことができました。
今後の生活に生かしていきましょう。